次の日本語と英語の文章は同じ意味を表しています。
・日本語:私はテニスをします。
・英語 :I play tennis.
でも、日本語では、以下のように書いても、まったく同じ意味を表します。
「テニスを、私はします」
「しますよ、私はテニスを」
「私はします、テニスを」
日本語は「てにをは」さえ間違えなければ、単語の順番を入れ替えても必ず同じ意味になります。
ところが英語では「I・play・tennis」の3つの単語の語順を入れ替えて同じ意味にすることはできません。例えば、「Tennis・play・I」や「Play・I・tennis」では意味そのものをなしません。つまり、語順を入れ替えることができないのです。
これが英語と日本語の構造の根本的な違いです。つまり、日本語の「てにをは」は、英語では「語順」で表されているのです。そして、この語順を支配するのは「動詞」であり、また、名詞、形容詞、副詞なども、品詞ごとにどこに位置するかがルールがあるのです。
こうした違いは学校ではほとんど教えられていません。でもこの違いを理解さえすれば、どんなに文章が複雑になっても、間違えて理解することはありません。一見複雑に見える文章でも、ルールを当てはめれば、あっという間に構造が理解できるのです。英学塾では、英語学習の初めに「語順」と「品詞」の概念を徹底的に学習します。学習が進んでいく過程でも、英語と日本語の構造の違いを常に意識した授業を通して、高い英語力を目指します。